Claude-mem

今回は、AIエージェント「Claude Code」での開発や作業を劇的に効率化する強力なプラグイン、**「Claude-mem(クロード・メム)」**について徹底解説します。

AIとの対話で「昨日のあの修正、どうしてこうしたんだっけ?」と記憶を遡るのに苦労したことはありませんか。

Claude-memを導入すれば、AIがあなたの専属秘書のように作業のすべてを記憶し、必要な時にいつでも呼び出せるようになります。

この記事を読むことで、長期プロジェクトにおける「文脈の欠如」を解消し、AIとの共同作業を一段上のステージへ引き上げる方法がわかります。


AIがすべてを覚えている安心感。「Claude-mem」とは?

AIを使った開発において、最も大きな課題の一つが「記憶の断絶」です。

新しいセッションを始めるたびに、これまでの経緯を説明し直すのは非常に手間がかかります。

Claude-memは、Claude Code上での会話履歴や作業プロセスを自動的に記録・保存してくれるプラグインです。

単なるログ保存ではなく、プロジェクトごとに「サマリー(要約)」を作成してくれるのが最大の特徴です。

これにより、数週間前の複雑な実装意図を瞬時に思い出したり、複数のプロジェクトを並行して進めても情報が混ざったりすることがなくなります。

いわば、AIに**「長期記憶」という脳の機能を追加する**ようなツールなのです。


Claude-memを導入する4つの大きなメリット

Claude-memを導入することで、具体的にどのような変化が起きるのでしょうか。

主なメリットを4つのポイントに整理しました。

機能メリット
自動ロギング入力プロンプトだけでなく、AIの思考プロセスや検索結果も保存。
プロジェクト管理プロジェクトごとに記憶を分離。コンテキストの混同を防ぎます。
ウェブプレビューブラウザ上で視覚的に履歴を確認可能。全体像の把握が容易に。
プライバシー保護特定のタグで機密情報を除外。セキュリティ面も安心です。

1. 作業プロセスの完全な可視化

自分が投げた命令だけでなく、AIがウェブで何を調べ、どう判断してコードを書いたかという「思考の裏側」も自動で要約されます。

後から見直した際、「なぜこのライブラリを採用したのか」といった経緯が一目で分かります。

2. 複数プロジェクトの並行がスムーズに

「プロジェクトA」と「プロジェクトB」の文脈を完璧に切り分けて管理してくれます。

頭を切り替える際のコスト(スイッチング・コスト)を大幅に削減し、マルチタスクの質を高めます。

3. ブラウザでサッと確認できる利便性

専用のポートを通じて、コマンドライン上ではなくブラウザの綺麗な画面で履歴を振り返ることができます。

文字の羅列を追うストレスから解放され、直感的な情報収集が可能になります。

4. 徹底したプライバシー管理

開発において、APIキーやパスワードなどの機密情報を扱う場面は避けられません。

Claude-memには、特定のタグで囲った部分を記録させない機能があるため、安全性を確保しながら便利さを享受できます。


5分で完了!Claude-memの導入・設定ガイド

それでは、実際にClaude-memを使えるようにしていきましょう。

導入は非常にシンプルで、特別な知識は必要ありません。

ステップ1:マーケットプレイスの有効化

まずは、Claude Codeの中でプラグインを追加できる環境を整えます。

Claude Codeを起動した状態で、以下のコマンドを入力してください。

Bash

claudecode plugin marketplace enable

ステップ2:プラグインのインストール

次に、本体である「Claude-mem」をインストールします。

Bash

claudecode plugin install claude-mem

これだけで準備は完了です。

インストールが終わると、セッション開始時に自動でClaude-memが起動するようになります。

画面上に「履歴確認用のURL(ポート番号付き)」が表示されるので、それをブラウザで開いてみましょう。


賢く使いこなす!トークン節約とカスタマイズのコツ

Claude-memは非常に便利ですが、常にフルパワーで動かすとAIの通信量(トークン)を余計に消費してしまうことがあります。

効率的に運用するための「節約術」をマスターしましょう。

MCPツールを一時的にオフにする

記憶の保存自体はバックグラウンドで行われますが、過去の記憶を検索する機能(MCP)を使わない時は、以下のコマンドで無効化できます。

Bash

/mcp disable plugin-claude-mem-search

「今日は過去のことは聞かず、新しい作業に集中したい」という時には、この設定でトークン消費を抑えるのがスマートです。

詳細設定で自分好みにチューニング

アドバンス設定メニューを開くと、サマリー作成に使用するAIモデル(軽量モデルか高性能モデルか)を選択できます。

また、どの程度の情報を記憶に含めるかといった「記憶の濃度」も調整可能です。

自分のPCスペックや予算に合わせて、最適なバランスを見つけてみてください。


結論:AIとの共同作業を「点」から「線」へ

これまでのAIとのやり取りは、その場限りの「点」の連続でした。

しかし、Claude-memを導入することで、それが一つの物語のような「線」へとつながります。

「あの時の判断を忘れない」ということは、開発スピードを落とさないための最も重要な要素です。

AIを単なるツールから、頼れる「記憶を持つパートナー」へと進化させてみませんか。

本日からできるアクションプラン

  1. Claude Codeを立ち上げ、プラグイン機能を有効化する。
  2. claude-memをインストールし、ブラウザで履歴画面を開いてみる。
  3. まずは1つの小さなプロジェクトで、数日間履歴を残してその便利さを体感する。

一度この便利さを知ってしまうと、もう「記憶のないAI」には戻れなくなるはずです。

ぜひ、あなたのワークフローに取り入れてみてください。

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